どうも身長180センチオーバーなので急に人権を獲得しました、田中生活です。
そういえばあけましておめでとうございます。
今回はもうある程度鎮火しつつある?たぬかなさんの170センチ以下の男性に人権は無い騒動に関して田中の意見を語っていきます。
170センチ以下の男性に人権は無い、事件の解説
というわけで急速なネットミームと化した「170センチ以下の男性に人権は無い」という話題と、それを発言し大炎上している女性(元)プロゲーマーたぬかなさんが今回のお話。
たぬかなさんが自身の生配信中に発した件の発言が問題となり大炎上、たぬかなさんは数日後に所属ゲーミングチームより契約解除(解雇)となってしまった。
以下は問題となった配信中での発言(発言のまま文字起こし)
165はちっちゃいね。ダメですね、170はないと。
正直あの人権ないんで。
170センチ無い方は、俺って人権無いんだぁって思いながら生きていってください。
骨延長の手術を検討してください。骨延長手術で調べてください。
170あったら、人権がちゃんと生まれてくるんで。
骨延長で。よろしくお願いします。
(おそらく言い過ぎとかのコメントに対して)言うよぉ~
ホンマお前ちっちゃい男に人権あるわけないだろお前、調子乗んな。
調子乗んな、コッチはね、チビにはキチーんだよ。
と、言うわけで純粋に170センチに人権は無い、とさらっと発言したわけではなくかなり攻撃的な発言を行っていたようだ。
なおこの後、チビには厳しいがハゲとデブにはやさしいとの発言があり、田中はハゲなので少しホッとしたが、どうやら過去にTwitterでハゲとデブも否定していたそうだ。
その後の謝罪対応も悪かった。チッうるせーなー反省してまーす
現在は該当のTweetを削除しているが、ネットで話題に上がった直後にたぬかなさんからは以下のような謝罪ツイートがあった。
うーん、どことなく浮ついているような印象を受ける。
しかしながらすぐ削除したので、会社から連絡があったか、この後すぐに炎上が大きくなっていったのかもしれない。
懐かしの「チッうるせーなー、反省してま~す」を思い出す文章であった。
爆発的大炎上、触れる者すべてを巻き込み、延焼し続け止むことなし。
今回のこの炎上、ただの個人の炎上では済まされなかった。
秒速でインターネットを駆け抜け、数多のネットニュースに掲載されまくった結果、地上波のワイドショーなどで取り上げられることとなった。
その結果、それに触れ擁護するコメントを残したタレントが炎上。以下はその発言内容を書き起こしたもの
僕は高校時代に何々は人権ないって言う友達がいたんですよ。ブラックジョークが大好きな友達だったんでジョークとして言ってた、面白がってた。
人権ないって言葉が取り上げられて、あーやっぱ問題になるんだなって改めて思ったっていうのがあったんですけど、
ブラックジョークとして楽しむ分には人によっては楽しめるものではあったとは思うんですけど、
身長を気にしてる男性ってすごく多いと思うので、多分今回の炎上で燃やしてるのはほとんどの人が170cm以下の方なんじゃないかなと…
まぁ人権が無い、という言葉、今ソーシャルゲームなどで若い世代にとっては本来の意味ではなく本当に軽い気持ちで使われていると思うのだが、確かに改めて考えるととても重い言葉ではある。
正直このタレントが炎上したのって、後半の反応してるのは身長170以下の方なんて決めつけで発言している部分が9割以上なんじゃないかな…
自業自得というか、炎上したのと同じ発言をしているだけだ。
そしてたぬかなさんが所属していた同チームに所属する別のプロも過去の差別的発言が発覚し、隠ぺいを試みるも契約解除となってしまう。
まさに歴史的大火災、チームメイトを飛び越え全く関係のないタレントまで飛び火してしまった。
大喜利開始!ネットミームともなった今回のパワーワード
さて今回の170センチ以下の男性に人権が無いという発言に関してだが、ネット民もここぞとばかりにネタにする。
超大物配信者であるもこうさんは身長が158…164センチであり、これはもこうさんのファンも愛を持って煽る定番ネタであるが、本人も早速サブチャンネルでこれについて触れていた。
動画中では、独特のワードセンスで「身長がわずかに170センチに届かなかった」や、人権をはく奪された以上「人ではない何かとして生きていく」、「人権を獲得する手前で成長が止まってしまった」等、170センチが話題に上がってすぐアップロードした動画とは思えないクオリティでワロタ。
また続々と他の配信者もこの話題に振れ、170センチ以下の配信者達からは美味しいネタとなった。
170cmどころか107cmしかない男です、こんにちは。
「いちいちマジレスすんなよ」と笑われるかもしれないけど、いちいち言っておかないと、こういう言説が“フツーのこと”になってしまう恐れがあるから、やっぱり言っておくね。
「人権は、誰にでもある」
忘れないで。https://t.co/vN3Xy0eRtX
— 乙武 洋匡 (@h_ototake) February 16, 2022
そしてこの方も。今回はなんともネタにしづらいマジレスである。
今回の一件で分かりやすいのが乙武さんの「人権」という言葉に対する反応で、やはり乙武さんの世代と前途したような若い世代との「人権」という言葉の受け止め方は全く異なるように思える。
たぬかなという人物。元々攻撃的な発言をしており、気の強い人間だった。
さてたぬかなさんは急にこの発言をしたわけではなく、元々かなり攻撃的な発言をする配信を行っていたそうだ。
正直今回の170センチ人権発言よりもっと攻撃的な発言をしている録画があり、そこでは要約すると「低年収でブサイクなやつは自殺しろ、自殺配信をしたら褒めてやる」というような攻撃力の非常に高い発言をしていた。
今回たまたまこの人権発言が取り上げられて炎上したようだ
また後述するが、他タイトルのプロ格闘ゲーマーですらたぬかなさんの気の強さ、言葉の悪さは認知しているようだった。
超有名なプロゲーマー・ウメハラも語る無双の口の悪さ
日本人初のプロ格闘ゲーマー、ザ・ビーストことウメハラこと梅原大吾も、炎上する前に自身の配信でたぬかなさんの口の悪さについて触れていた。
こちらの動画はその配信の切り抜き動画で、たぬかなさんを「口の悪さ唯一神」とし、他に誰も敵わぬ無双の口の悪さであったと語っている。
女性プロゲーマーとしての苦悩。自身もネットでの差別発言で悩む時期があった。
たぬかなさんは日本人でなんと二人目のプロ格闘ゲーマー。
ゲームがeスポーツとして遊びではなく明確な競技であると認知され始めた昨今、ゲームという競技は性別の差が無く対等なスポーツであると言える。
だが、プロになった当初はやはりそのような空気はなく、女性であること、また容姿に対しても誹謗中傷がものすごかったそうだ。
本人もプロを辞めようと悩むほど、批判は止まなかった。
解決の糸口はやはりゲームの実力。
大会で好成績を残し続け、徐々に認められていったようだ。
昔から負けず嫌いだったとインタビューで答えているたぬかなさんだが、プロになってから誹謗中傷を受け続けるあまりこのような攻撃的な配信スタイルになってしまったのか、元々そうだったのかは定かではない…。
今回参考にしたインタビュー記事はこちら
参考 たぬかなが困惑する「無敵の人」。女性ゲーマーの芽を摘む「容姿への侮辱」がネット上に作り上げられているSportiva所属チームを解雇、たぬかなさんの現在と今後
現在、事件が起きてから2か月ほどであるが、唯一活動が確認できるであろうTwitterは謝罪文の投稿から更新がストップしている。
前途した通り所属していたゲーミングチームからは解雇となり、プロゲーマーとは名乗れなくなっている。
いつも通りのはずの発言から一転、一週間も経たないうちに無職となってしまったたぬかなさんだ。
そのショックはとても大きいであろう。
プロゲーマーの収入源は大会での賞金のほかに主にスポンサーと契約をして得るものがほとんどだと思うが、今回のような大炎上、そして炎上のもととなった発言。
ここまで信用を落としてしまっては、この先どんなに長い時間をかけてももはやスポンサーを得るのはとても難しい話だと思うが…
まとめ・田中の意見、感想「人権」という言葉の捉え方
というわけで、瞬く間にネット民からお茶の間まで認知された今回の話題をまとめました。
田中の個人的な意見を語ると、同い年だしもちろん鉄拳かじってる身としては認知してるしで、それこそまるで身内が取り上げられたような気分になった。
いやもちろん身内じゃないんだけど、知ってる人が炎上するとやはり衝撃も大きい。
格ゲー、もといアーケードのゲームって本当にたぬかなさんが思っているように暴言のスゲー世界だと田中も認識している。
ガンダムVSシリーズなんかは動物園とか呼ばれてるし、
ストリートファイターの有名人「こくじん」氏もぶっ殺してやるよ!なんて例の名言があるくらいだし、
かといってぶっ殺すって言われたから通報するのかと言われればもちろんそんな事は無く、そういう空気として、冗談10割の煽り文句として過激な発言が飛び交う世界だ。
「人権」というワードも、ほとんどがキャラゲーで若い世代の9割はプレイしているであろうソーシャルゲームにおいては「このキャラクターを持っているだけでクリアできる人権キャラ」や、「持ってない人は人権無し」といったように当たり前のワードとして存在している。
正直こんなので炎上すんのかー、と田中は思った。おそらくたぬかなさんも同じ感覚であったのだろう。
それ故の最初の気の抜けた謝罪文であったと思われる。
しかしながら上記はあくまでそういう界隈、と知っている人間の意見であって、乙武さんのTweetのようにゲーム界隈を知らない人から言わせればかなり攻撃的で悪意ある発言に受け取れたのかもしれない。
特に昨今はe-Sportsの普及もあり、立派にゲームで飯を食っていける職業としてプロゲーマーと一般に認知され始めている。
件の発言に対しての元所属チームの対応の早さ、処分の重さを見ても、やはり一般への配慮にとても比重を置いているのが伺える。
企業だしそりゃそうか。
田中も小学生の頃からネトゲから入り2chに張り付いたりなど重度のネットユーザーであるが、
インターネットを誰しもが扱う時代になった今、ポリコレ配慮が声高らかに叫ばれ、はみ出すものが居れば社会的にも淘汰される。
そんな超ポリコレ時代を窮屈に思うが、田中もメディアを持つ身、明日は我が身と今回の件で自身への戒めともなった。
しかしまぁ、ポリコレポリコレ言う割には集団で叩いてる人たちはポリコレ配慮なんて一切ないのが悲しいね。
ちなみに僕が見てきた鉄拳の界隈っていうのは、現日本鉄拳ユーザーのトップとも呼べるプロゲーマー・ノビさんを大勢の大人で囲って床掃除させたり、不利な状況でスロット勝負させて眉毛全剃りさせたりとかそんな界隈です。
もちろんそこに悪意は無いだろうし、本人も承諾していたんじゃないかなー
今の時代じゃ絶対無理だよね。
おしまい。