約15年飼っていた愛猫が亡くなりました。

15年飼った愛猫を亡くしました

今年の9月に愛猫が亡くなりました。

亡くなってから3か月が経ち、年も明けようとしていますが
15年も一緒にいるといざ居なくなってから違和感が凄い。

引きずったまま年を越したくないので、愛猫との思い出などここに書き残して次に進もうと思います。

相当長い記事になりそうなので、それなりの覚悟とハンカチを用意してお付き合いよろしくお願いします。

享年14歳、愛猫レオ♀と田中

2歳くらいのマンチカン

愛猫レオは血統書によると2007年10月生まれ、品種はマンチカンの♀
田中が中3の頃にお迎えした。

これまで猫は2匹飼った事があるが、死別は初めての経験。

1匹目は野良猫を小2くらいの頃に横浜国際競技場(現・埼玉スタジアム)近くで拾った。
名前はチィ、小4の夜逃げの時に挨拶も出来ず離れる。
親父によると、親父と共に横浜に残されたチィはそのうち家から居なくなったらしい。

2匹目は中2くらいの頃にお迎えしたスコティッシュフォールド、耳が立っており売れ残りだったようだ。
お迎えしてから1か月も経たないうちに叫び声をあげて倒れ、病院での診断は先天性の病気。
即入院となったが、そのまま会える事は無かった。
いつまでも病院から連絡が無いので、母に聞いてみると母が結末を知っていた。
母が気を使ってくれていたのかもしれない。

ちなみに購入したペットショップから半額の返金があった。

2022年8月ごろから急に声が出なくなり、食事量もどんどん減っていき、
同年9月12日に田中の目の前で息を引き取った。

ペットロス。居なくなってから違和感が凄い

5歳くらいのマンチカン

まだやや暑い時期に亡くなったレオ。

仕事から帰ってくると、車の音で気づくのかリビングから玄関まで走って来て、鳴いてお出迎えしてくれていた。
今はそれが無い。玄関がとても静かだ。

ブログや動画編集、ゲームなど家にいる間はパソコンに向かっている時間が長い田中。
椅子に座って作業していると必ず膝の上に飛び乗って丸まっていた。
今はそれが無い。気を使わないので作業がしやすい。

寒い時期は必ず毛布の中に潜り込んでいたレオ。
気づかずに毛布を踏むとたまにレオを踏んづけてしまうために気を付けていた。
今はそれが無い。部屋の構造上、よくベッドに乗る事があるので気を使わなくて良くなった。

そして今、どんどん寒くなってきたこの季節。
田中が寝る時はすぐ察知してベッドに飛び乗り、毛布をひっかいてくる。
毛布の中に入れてくれ、という合図だ。
少し毛布を持ち上げると、少し中を覗いた後に潜り込んで来る。
そのまま田中の腹で暖を取るようにひっついて丸くなる。

今はそれが無い。これが本当にすごい違和感がある。
この時期は必ず田中がベッドに入るとベッドに飛び乗ってきた。
寒くなると15年間必ずそうしてきた。もはや当たり前、飯食う前にいただきますって言うくらい当たり前だった。
これが無い。まだ慣れない。居ないのに毛布を持ち上げちゃったりする。もう居ないのに。

ペットロスその2。”生きていた”痕跡を片付けられない。

まだ子供だった頃のマンチカン

レオは死んだ。この目で看取ったし、この手で埋葬した。
居なくなったその事実は確かに田中自身受け入れられている。

※排泄物の話をするので苦手な方は飛ばしてください

しかし、レオが生きていたその証を3か月経った今も片付けられずにいる。
きっとこの先も片付ける事はないと思う…ちょっと汚いけど。

例えば猫のトイレ。
3か月経った今も、田中は猫のトイレを片付けられない。

トイレそのものもそうだけど、田中の場合はうんちもおしっこも片付けられない。
亡くなったその日のまんま。
システムトイレなので臭いが全くしないから気にならないだけかもしれないけど。
とにかく田中の部屋には猫のうんちとおしっこが3か月間放置されている。
た、多分この先も…。流石にうんちとおしっこは片付けないとなぁ…。

自分でも呆れている。笑いながらツレに最近よく話す。

また、猫は生理上よくゲボを吐く。
毛づくろいによって飲み込み、排便できず胃に溜まっている毛玉を排出するためだ。

年の瀬なので大掃除を進めているのだが、気づかなかったゲボが何か所か見つかった。
見えるところで吐けよなぁ、なんてニヤケながら掃除した。
乾いたゲボは取りづらい…。窓のレールにしてあったゲボは超掃除しづらい。

どんな形にせよ、確かにレオが生きていた証がそこら中にあった。
この記事を書くきっかけになった。

死に至った原因と予兆、そして最期

3歳くらいのマンチカン

猫の死に関わる文章なので苦手な方は飛ばしてください。

前途したが、今年の8月ごろからレオの具合が悪くなった。

まず鳴き声が、かすれているような空気が抜けるような声になった。
少し様子を見ようと思い、3日ほど様子を見た。この選択が最大の間違いだった。素人判断で決めつけちゃいけなかった。

いつまで経っても声が治らない。やたらとキッチンにいる。
食事をあまりとらなくなり、少し痩せてきた。
食事をずっとドライだったがウェットに変えた。完食したので食事をウェットフードにした。
歯を見ると歯石が溜まっていた。歯が痛かったのかな、近所の小さな動物病院を予約した。

診断を受けると血液検査になった。
結果は貧血の症状。
また、レントゲンで不明瞭だが胸部におそらく水が溜まっているとのこと。
これ以上の診察は出来ないらしく、紹介状と共に大きな動物病院を紹介していただいた。

大きな動物病院の予約日までが長い。予約でいっぱいなようだ。
レオはウェットフードも食べれなくなった。猫用かつお節やにぼしでごまかして食べさせる。
先のレントゲンでトイレの砂を食っていた事が判明したので、鉱物の砂から紙の砂へと変えたが効果は無かった。
日に日に痩せていく。風呂場やキッチンといった水辺に一日中いるようになった。

大きな動物病院の診療日。
もう一度同じ検査をさせてくれとわざわざ申告された。とっても親身な病院だ。
結果はやはり貧血、そして白血病の偽陽性、腎臓病の可能性、など。

溜まっていた水も抜いてくれた。誇張抜きにコップ一杯分くらいあった。
少し様子を見ましょうとのことで、次回診療日を予約した。

最後に、覚悟をしていた方がいいかもしれないと言われた。

帰りの車内で不安なのかキャリーバッグから頭を出し、よく鳴いた。
久しぶりにまともな鳴き声を聞いた。嬉しかった。

次の診療日を待つ間、さらに元気が無くなった。
慣れない車移動や病院でストレスが相当なのだと思った。
予約日まで少し遠かったが、さらにもう少し予約日を伸ばした。
この選択が良かったのか悪かったのか分からない。

やがてものすごい勢いで食べていたちゅーるを半分以上残すようになり、排泄もその場でするようになり、

最期が来た。

最期

寝る前に風呂場に様子を見に行った。

ずっと箱座りしていたレオが、腕を伸ばして寝ていた。

元気が出たのかな、珍しいなと思って電気をつけた。

明らかに瞳孔が開いていた。
息はある。

もう、最期が来たんだなとすぐ理解した。

一生懸命名前を呼んで体を撫でた。

やがて息が荒くなってきて体を伸ばした。

苦しいんだなと思ってより一層大きな声で名前を呼んで撫でた。

レオはゆっくりと水かきをしているような動きで前足を動かした。

やがて大きく息を吐いた。

そしてもう一度同じ動きをして、大きく息を吐いた。

お腹が、動かなくなった。

呼吸が止まってもちょこっとは意識があると思って、レオありがとう、よく頑張ったなってがむしゃらに叫んだ。

動かなくなったレオをしばらく眺めた後、尿で汚れた体を拭いて埋葬用の箱に入れるために持ち上げた。

力なくだらんともたれる頭を見た時、改めて死んだことを痛感した。

9月12日0時、約15年間一緒に過ごしたレオは亡くなった。

「猫が好き」だけじゃいけない後悔

大あくびをするマンチカン

レオは室内飼いだったが、よく窓を自力で開けて脱走する猫だった。
病院の先生曰く、外で何かしらのウィルスを貰ってきた可能性が高いとのこと。

そして自身に知識が無かったことを激しく後悔した。

犬より断然猫派で、猫が大好き。人生の8割を猫と一緒に過ごしていたし、猫の本もたくさん読んでいた。

飼い猫は定期的にワクチンを打つそうだ。知らなかった。
飼い始めたころに短いスパンで3回ほどワクチンを撃った。
これが人間でいう”はしか”の予防接種のように永遠にこれでいいものだと思い込んでいた。

こんな無知な飼い主が、少し様子を見ようなんて考えるもんじゃなかった。

猫は我慢強い、苦しくても表に出さない、なんてことは本で読んで知っていたのに。

猫の平均寿命は14年から15年程度だからとみんな慰めてくれたが、結末は病死。

どうしても、もう少し判断が早ければ、もう少し長く生かしてあげれたんじゃないか、という後悔が未だに拭えない。

埋葬と墓地

5歳くらいのピンボケマンチカン

亡骸を箱に詰めて蓋をした後、仕事で忙しかったためにすぐ埋葬は出来ず、
震えるほどクーラーを効かせた部屋で一日置き、翌々日の埋葬となった。

玄関のすぐそばに大きめの花壇があり、そこに埋葬した。

家を出る時も帰る時も、必ず通る場所。
チョーいい場所。

花もたくさん植えた。
初めて花の苗なんて買ったし植えたけど、花の成長を見るのって意外と楽しい。

猫草と呼ばれる、猫が好んで食して毛玉の嘔吐を促す草もたくさん植えた。
が、これが成長が早すぎてめちゃくちゃ見栄えが悪くなったので全部取り払った。

ガーデニング、マジで楽しい。レオに教えられた気分。
ミニバラすげーよ、めっちゃ伸びる。超元気。

買ってよかった猫グッズ

さてこのブログ、田中のプロフィールページでは猫の事も書く、と書きつつ
結局ブログ開設から4年ほどで一切書かなかった。

せっかくなのでレオを飼って15年間、最高に良かった猫用品を紹介していく。

グルーミングブラシ

ブラシのオススメはマジでこれ、アウムカ。

ブラシって安いからいろんなものを試してみたけど、これが史上最高だった。

毛の取りやすさ、使用後の掃除のしやすさすべてが最高。
毛先は随分と隙間だらけのように見えるけど、これがどうしてガッチリ毛を絡めてくれる。

マジで一択、値段も普通。最高!

システムトイレ

トイレも数回変えたけど、おしっこが底に抜けるタイプのシステムトイレが一番よかった。
うんちは残るけれど、消臭率が抜群で全く臭わない。

上から入るタイプのトイレも使っていたけど、猫が飛び上がる性質上なのか、砂がトイレ外に飛び散って掃除が大変だった。

というわけで値段も手ごろなデオトイレのシステムトイレを推す。

ドーム型か屋根無しかは猫の大きさと相談。
ほとんどがドーム型で収まるかな。

紹介するのは屋根を開閉出来る、使っていたドーム型。

ちなみに猫砂は専用のものが数種類あるが、鉱物タイプが一番オススメ。
理由はスコップから砂が抜けやすく、うんちを取りやすいから。

トイレシートはマジで最強、臭わない漏れない無敵。
シート自体の臭いが強いけれど、いい臭い。田中はこの匂いでレオを思い出しちゃうけど…

爪切り

飼い主のテクニックの見せどころ、猫の爪切り。

レオは30秒はじっと出来るので30秒勝負、爪の血管を切らないように正確に素早く…
スタープラチナくらいの精密な動作とスピードを求められるけど、それを助けてくれた爪切りを紹介。

ニッパー型もあるけれど、ハサミ型の方が手に馴染んで柔軟に的確に切れるのでオススメ。

田中は親指と中指を通して、薬指を引っかかりにひっかけて人差し指を添えて使ってた。安定性抜群。

餌皿、水飲み容器

餌皿は猫壱一択。
もちろん飼い猫の大きさによるだろうけど、この絶妙な高さが素晴らしい。

猫にとってこの高さをどう思ってたのかは分からないけど、見てる分には楽に食べれてそうに思えた。

写真じゃ分かりづらいが、お皿部分に返しのような段差がついていて、餌がこぼれづらい。

水飲み容器はGEXピュアクリスタルを使っていた。

自動給水装置で言えばミドルクラスぐらい?もっとなんかメカメカしくて高いヤツはいっぱいある。

最初は普通にお皿を使っていたのだが、猫が尿路結石になり、水をもっと飲ませる必要があると考えたために購入。

ろ過フィルターもついており、交換周期は大体1か月目安。

清掃がちょっと大変で、水を噴き上げる部分のシリコンパーツを紛失してしまい、買い替えた過去あり。

爪とぎ

爪とぎは段ボール系を推す。それも安いヤツ!

高い段ボール系は不思議と飛び散らないし長持ちもするのだが、結局消耗品であるために300円ほどの爪とぎを大量に買ってた。

ただ安い段ボール系は飛び散りが激しいので、広めのケースは必須かな。

おもちゃ

おもちゃはいろいろ買い与えた。

買い与えたっていうか猫とこれで遊びたい!っていう飼い主の意志のほうが強いから逆に猫に遊ばれてる感覚かなwww

レオが最終的にめちゃハマったおもちゃは…100円のねこじゃらしでした…

なんとコスパがいい猫なのだ…2000円したぬいぐるみが泣いてるぞ…

紹介する商品は、手のひらサイズのねずみの模型。
ひとりでバシバシ遊んで、スキマに入っちゃって一生懸命手を伸ばして取ろうとする姿が印象的だった。

 

おわり

ここまで読んでいただきありがとうございました。

田中が中3の時から一緒に過ごしていた愛猫、レオが天国へ旅立ったお話でした。

とてつもなく臆病な猫で、おもちゃには全然関心示さないし、一時期野良の子猫が家に上がり込んできた時期があったけど、
一回りも二回りも小さい子猫にもビビって遠くから威嚇するばっかりだったし、
田中のツレには全然懐かないし、猫にも性格があるんだなーと思った

いつか片付けられないうんちの残った猫トイレも片付けると思うけれど、
とりあえずはペットロスにもこれで区切りをつけて新年を迎えようと思います

今現在ペットを飼っている皆様も、別れは必ず訪れます。
いつか来るその日まで、精いっぱい愛してやってください!!

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