言いたいことを我慢してストレスをどんどこ溜めていく現代社会…!!
とりあえず思ったことは口に出してみよう!なにか変わるかもしれないぞ!!
ということをネトゲで学びました。俺は何度でも言うぞ…ネットゲームは人生の教科書!!!
高難易度のダンジョン。FF14はまさに大縄跳び…
僕がやっているFF14というゲームは豊富なエンドコンテンツがあり、もうなにから手をつけたらいいかわからないけど
とりあえず装備を強くしようということでたまに高難易度のダンジョンへ行く。
高難易度のダンジョンはボスと対決するレイドと名づけられており、このレイドで一戦10分ほどかけてボスと殴りあうのだ
大縄跳び
このレイドでは10分間の間にボスがさまざまな攻撃を仕掛けてきて、それを各役割それぞれが正確に捌いていき、攻撃の手を緩めないように戦う
ここで攻撃を回避することだけに専念してしまうとこちらの攻撃力が足りず、時間切れとなってしまうし
かといってこちらからの攻撃ばかりに気を取られるとボスからの攻撃を食らってしまう。
なかなか面白い塩梅であり、僕は結構好き。…なのだが、この敵の攻撃を避けるという部分にミソがあり、、
8人PTで挑むこのレイドは一人でも回避に失敗すると多くの場合そのままPTが壊滅してしまう。つまりミスはほぼ許されない。
ということはつまりミスしたらだいたいやり直し。ということは誰かがミスし続ける限りやり直しの繰り返し。クリア出来ない。
偉い人は言いました…
まるで大縄跳びだ
PTガチャ
そして大体3回くらいやり直したところで解散となる。
ミスが目立つ人だけをPTから外すことも出来るが、そんなことをしては雰囲気が悪くなり、その後のパーティプレイに響くかもしれない…。解散するのが一番の方法なのだ。
そしてそしてクリア出来るまで挑んでは解散、挑んでは解散を繰り返す。繰り返す間に自身を短時間強化する薬などでお金がかかるし、自身は的確に動けているのにパーティメンバーがダメでいつまでもクリアできなかったりする。
これをこれまた偉い人の言葉で
PTガチャ
と言うらしい…。なるほど、当たりのパーティを引くまでのガチャだ…。
当然ながらこんなことを続けてはストレスがたまる。思わず皮肉を言ってしまったりするのも仕方がない。よもやパーティ募集文に雰囲気悪くなるのはNGと書くほどだ
この雰囲気が嫌で高難易度レイドに挑むのをやめる人だって何人もいる。
実力という武器と言葉という魔法!
前置きが長くなったが僕が出会ったドラマ。僕自身PTガチャが長引き、挑むのに嫌気が差していた時だ
短時間で一気にどん底と天国を味わい、脳みそがおかしくなってしまう出来事が!!!
こ、これがネットゲーム!コミュニケーションを取ってなんぼ!!
その日入ったパーティはなんと参加者の半数がすでにクリアしている経験者だった!
当たり前のようにスムーズに進む戦闘!!やっとクリアして次に進むことが出来る…が、そんなに甘くはなかった…。
やはりクリア出来ていないメンバーが何回も引っかかってしまうのだ。何度もやり直すハメになるが、僕はこのパーティを逃したらもうクリア出来ないと思った。思わず何度も何度も励ました。
いけるいける!
このパーティなら絶対クリアできる!がんばりましょう!!
ほかのメンバーはほとんど喋らない。徐々に雰囲気が悪くなっていくのを感じた矢先、ついに訪れてしまった
「これでラストにしましょう」
視界が歪んだ…い、嫌だ…。とりあえず露骨に嫌がろう!!!!
そんなぁー!もうちょっとだったのにー!!ボク動けてましたか!?大丈夫でしたか!?もうちょっとで勝てそうじゃありませんか!?
訪れてしまったものは仕方がない。絶対にこれでクリアしてやりましょう!再び味方を鼓舞し、立ち向かう。だが気合を入れただけではそう簡単に変わらない。あっけなくパーティは全滅し、解散となってしまった。
もう終わりだな、止めよう。
諦めた。…はずだった!!
見てる人は見てる。
「ちょっと待っててください」
なんと解散後に経験者からチャットが届いた!いやらしい話だが即座に理解した…
こ、これは!!僕だけパーティに誘ってもらえる!!
事実、田中は一切ミスをしていなかった。的確に動き、攻撃を詰めていた!露骨に嫌がったのも効いたのかもしれない
誰か一人が足を引っ張ればパーティ全員に負担が行く。僕はこの手のゲームはガッチガチに予習練習して挑むタイプなのが功を奏した。
そして招待されたパーティはなんと田中以外クリアしている人たちだった。
しかも中にはクリアしても別に恩恵がない人までいる…!!
現在の高難易度レイドは一週間に一度しか報酬を受け取れないため、すでにクリアしてる人からすれば復習目的以外あまり意味がない。
つまるところただ僕のお手伝いをするためだけにパーティを組んでもらえたのだ!!!
そしてもちろんクリア出来た。感動した。こんなドラマを経由してクリアしたので喜びもひとしお。僕はおしゃべりなので感謝の言葉をお前に乱射してやりたかったのだが、なんとパーティはあっさりと解散。
去り際までクールなのだ…か、カッコよすぎィ!!
こうして東方仗助が高熱を出した時に見たリーゼントの男ばりに大きな背中を見て、僕もこうなりたい!と強く思い先へと進んだのであった!!!
いい話!完!!!
まとめ
とりあえず思ったことは口にしてみよう。
きっと自分は何者でもないと思っていても、
見ている人は見ている。
今やっている努力はきっと無駄じゃない!!