猫のお寺の知恩さんという漫画を知っているか!?
ジャンルはラブコメ漫画、広大で何もないド田舎で猫がいっぱいのお寺で幼馴染のお姉さんと一緒に高校生が暮らすドキドキのラブコメ。
富士山さんは思春期や、連載中の君は放課後インソムニアなど独特な間の使い方ややわらかいタッチの使い手オジロマコト先生の作品。
全てのステータスを癒しに振り切ったといっても過言ではないアッチアチのラブコメ漫画だ。
田中のラブコメ漫画ランキングでも一位に選出したこのオススメすぎる漫画を紹介する!
猫のお寺の知恩さん
富士山さんは思春期でおなじみ、淡々とした柔らかな雰囲気の人物、細かい書き込みのオジロマコト先生の最新作。
純粋で真っ直ぐな主人公、都会暮らしから高校進学で田舎へ来た、須田源ちゃん。お寺を継ぐことを決め、高校卒業後もお寺に残る源ちゃんと幼馴染の古寺澤知恩さん。

上が主人公・源ちゃん。さわやか男子
下がヒロイン・知恩さん。ふと眉女子。
猫のお寺の知恩さん(1)より引用
たくさんの猫と一匹の犬、田舎ならではの狭い世界と共に進展していくストーリー。
オトナになると人間って変わっちゃうんだね…
さてさて田舎に訪れて知恩さんと再会する源ちゃん。オトナになった知恩さんはとても静か。
ぼろっ…なお寺に着き、キチンと本堂で挨拶をすませ、自分のお部屋、トイレ(厠)やお寺の様子を案内し…と淡々と、静かに物事を進めていく知恩さん。
知恩ねーちゃんってあんなだったかな?
なんて違和感を覚えつつ、始まる新生活に期待を膨らませる源ちゃん。夕食、日中となんら変わりなく静かに食事をする二人。
このままお寺だけでは食っていけず、いずれお寺はなくなる…なんて重いことをサラーっと話す知恩さん。わざわざ田舎を選んだ理由はなんだったのかと知恩さんが問うと、実家じゃなければどこでもよかった、と答える源ちゃん。
そして夕食を済ませ食器を片すと知恩さんから…
トイレに行く廊下の途中で足音がしても、振り返らないで…
このお寺、いわくつきなの―――
まさか、と苦笑いを浮かべ、床に就く源ちゃん。新生活での初めての夜、なかなか寝付けない源ちゃんは懐中電灯を片手にトイレへと向かう。常夜灯や街灯などあるはずもなく、自身の足跡だけがこだまする真っ暗な廊下、慣れない道のりを懐中電灯の明かりを頼りに進む。
その帰り道…
ミシッ…
ミシッミシッ
近づいてくる音を聞き、知恩さんの言葉を思い出す…
振り返らないで…
ほ、本当に出た!奇声を上げ、慣れない道のりを走る源ちゃん!それと同時に足音もダダダダ!!と走り追いかけてくる!!!!!
覚えてない家だ、無理もない。源ちゃんは壁に追い詰められてしまう。
へたり込み、恐る恐る懐中電灯を向けるとそこには…

猫のお寺の知恩さん(1)より引用

猫のお寺の知恩さん(1)より引用
かっ…かわいい…恋する…
そんなわけでぼろぼろのお寺の屋根の下、6匹くらいの猫と犬とばあちゃんと、昔となんら変わらない知恩さんと源ちゃん。
とっても静かなど田舎で、新生活が幕を開けるのだ。
昼間陽子ちゃん、史上最強圧倒的に可愛い。メインヒロイン誰!?
源ちゃんは高校1年生なので、当然学校に通う。もちろん田舎なので数も少なく、知恩さんも通っていた高校になる。
共学なので女子生徒も男子生徒も当たり前だけどいるし、半分以上は学校パートだ。そこで学校で出来たユニークな友達と青春を過ごしていく。
高校入学までの少し空いている時間、犬の散歩をしているととある少女と出会う
犬どろぼー。
早とちりから源ちゃんをこう呼ぶのが、今後同じ高校に通うことになる田舎のヤンキーのような昼間陽子だ

田中激推しの昼間ちゃん。
猫のお寺の知恩さん(1)より引用
過去に自転車を直してもらった経験から、知恩さんを姉のように慕っている。
薄い眉毛、ツンツンな目、ちょっと寡黙なタイプなのだけど…クッッッソ可愛いんですけど!!!!!
いやぁ、まじで、もう、ほんと、かわいい、かわいいよおおおお!!!!!!
普段ツンツンしてるけど油断してたりその場面を源チャンに見られたときの照れ方とかホントオオオオオオオオオオオオオ
おおおおお…あれ?メインヒロインは…誰だ!?
この漫画における恋愛要素はとても進行が遅い。
田舎の雰囲気にたっぷりと体が馴染みながら、ゆっくりと源ちゃんや知恩さん、昼間を見守っていくのだ。
もちろん家が一緒な知恩さんが有利。知恩さんも源ちゃんにこそ見せないが、男女を意識している描写もほどよく見受けられる。
3巻に至っては、サプライズでエプロンを源ちゃんからプレゼントされた際に、皿洗いの音にまぎれて知恩さんが小声でこんな事も。
内緒でプレゼント買うとか、びっくりしたじゃん。
源ちゃんのクセに!
もう!
こうゆうのもうやめてよね。
ジャーーーーーーーー
猫のお寺の知恩さん(3)より引用

猫のお寺の知恩さん(3)より引用
セリフの吹き出しを突き破るジャーーーと水の音。このセリフの意味って…ど、どういう…
昼間も負けてはいない。
意識しているような描写を見せたり、6巻にもなると明らかに男性を意識しているようなセリフや、
源ちゃんにからかわれて真っ赤になったりと分かりやすくなってくる。

猫のお寺の知恩さん(6)より引用
極めつけは体育祭での伝統行事、どろかけにおいて周りは恋愛に必死だけど、お前はああいうのはいいの?と問われた時のこのセリフだ。
みんなしてるから恋愛するとか、
そういうのは…
わたしは当分いいや。
気づいたら視線で追いかけてる。
そういうのが
いい。
猫のお寺の知恩さん(6)より引用
そして見開きいっぱいで使われたこのセリフのコマの下には、源ちゃんを含むさまざまな生徒の姿。果たして、その視線の先は…
おばあちゃんの名言でTwitterで大バズを起こす
こちらは5万RTという大バズを起こした猫のお寺の知恩さんのひとコマ。
ラブコメでありながらおばあちゃんは数々の名言を残していく。
なんだこのウンチクある言葉。天才か pic.twitter.com/0TWcbTt4fI
— Kanju@手洗いうがいを忘れるな (@kanju) April 30, 2018
まとめ

猫のお寺の知恩さん(3)より引用
知恩さんは、源ちゃんのお姉さんとして、自分の事を後回しにし、自分を抑えているようにも見えなくもない。
共に暮らすばあちゃんも、恋愛だけではないが知恩さんのことを心配しているようだ
一方昼間も、犬どろぼーだった源ちゃんの優しさや前向きさなどに触れ、源ちゃんへと意識が動いているように思える。
ま、負けるな昼間…!頑張れ昼間…!!今後も目が離せない…!昼間から…目が!!!!いちいちリアクションかわいいんだもん…
ちなみに最終巻である9巻は良すぎて死ぬかと思いました
