ネットゲーマーとしてとても悲しいニュースが飛び込んで来てしまった。
ニュースの内容は父親が無職の息子を殺害してしまうというもの。だが、その登場人物、主に被害者となる無職の息子はとてつもなく香ばしい男であった。
ニュースの内容
元農林水産事務次官である熊沢英昭容疑者が息子である長男の無職熊沢英一郎さんを殺害し、容疑者自ら110番通報し犯行を打ち明け、現行犯逮捕された。
親が子を殺す、それもかなり成熟した子を老いた親が殺害するとても胸の痛い事件だ。
だがこの息子、熊沢英一郎という男、とてつもなくイタい男であり…死体蹴りをするようで申し訳ないが、絵に描いたようなイキりだった。
しかしながらDQ10のリアル事件として有名になったこの男が家庭に与えた問題はあまりにも大きく、笑い事ではなかった…。
参考 「娘は絶望して自殺した」元農水次官はなぜ息子を殺害したのか?法廷で明かされた家族の苦悩FNN PRIME Online熊澤英一郎という男とドラクエ10のステラ神
この男、ググればググるほど情報が出てくる。叩けばほこりが出るどころか勝手にほこりが出てるくらいボロッボロ出てくる。
まずは超有名ネトゲであるDQ10をどうやら長年プレイしているそうだ。ゲーム内での名前をステラとしているので以後ステラと呼ぶ。
ステラの年齢は44歳、無職であり長年引きこもってDQ10をプレイしている熱心なプレイヤーだ。
ステラはネトゲプレイヤーでは考えられないことだが自身の本名を公開しまくっている。公開しまくっているどころかあろうことか名前を盾にイキり散らかしている。
父である熊沢英昭容疑者は元農林水産事務次官であるため、莫大な資産があるようだ。そしてステラは長男であるためその資産を引き継ぐことが出来る。生まれながらにしてステラには一般リーマン以上の資産が約束されていた。
このことからステラは頭の片隅に綻びが生まれることのない余裕が出来、仕事もろくすっぽ続かず、やがて引きこもってネトゲ廃人となってしまったようだ。
といった推測は彼のイキり方から容易に想像することが出来た。
ステラの持つ最強の盾とイキり方
このようにステラは元農林水産事務次官の長男であるという立場からあろうことかネット上であらゆる人間に対して徹底的にマウントを取り続けていた。
親の金で課金しているクレジットカードの請求額まで開示してマウントを取ったり、元農林水産事務次官・熊沢英昭という名前を出し、自身以外を圧倒的に見下し、差別的発言を繰り返し、あろうことか女性プレイヤーへ近づく時すらもこの名前を出してイキっていた。
幾度と自身は選ばれし者であるとツイートしていたステラは、自尊心が高ぶりすぎた結果当たり前のように様々なプレイヤーへ殺害予告をしており、悪い意味で知名度はあったようだ。
また、かつて母親に暴力を振るったこともイキり自慢しており、明確ではないが家庭内暴力は日常的であったらしい。父親の名を盾にネット上で暴れまわる割りに現実ではその父や母に対して暴れていたようだ。
盾であった父から殺害されてしまうとは…なんとも皮肉な話である。専ら同情するのは父である熊沢英昭容疑者に対してだが。
ステラのツイッターと、事件前後でのDQ10でのステラ(ザオラル祭り)
こちらはステラのTwitterアカウント。中の人はもうこの世にいないので伝説と化したアカウントだ。すでに多くのユーザーが訪れリプライを残している(90割煽り)
そうそう、マニアに人気のゲーム、ゼノサーガの主題歌にいい事が言われています。
誰も一人では生きられない。
— ドラクエ10ステラ神DQX(熊澤英一郎) (@hiromi_kanzaki) June 1, 2019
誰もwwwwwww一人では生きられないwwwwwwwwwwwwww
そして事件が明るみになった時、なんとDQ10ではステラはオンラインであった。これ、なんとDQ10をプレイ中に事件が起きてしまったようでそのままログインしっぱなしだそうで。
よってしばらくは祭りとなり、蘇生呪文のザオラル祭りとなったようだ。生き返らなくていいから(呆れ)
事件の発端
このステラとかいう無職熊沢英一郎はマジで自尊心がおかしくなり、自頭は悪くないのだろうがとにかくおかしくなっちゃっているので、どうやら最期は小学校の運動会の音がうるさいという理由でモメたそう。
結果、無職熊沢英一郎はDQ10ではしばらくオンライン状態であったがリアルではログアウトしてしまった。おつ。
過ちこそ犯したが、偉大な父としての責任を果たした熊沢英昭容疑者
ここ最近、連日物騒な話題が続く昨今では無敵の人というワードをよく見かける。要するに失うものが何もない人だ。
故・無職熊沢英一郎は何もしなくても莫大な資産が手に入り、住居にも困らず、それこそ死ぬまでネトゲをし続けることだって可能であろう。死んだけど。
話題にされる無敵の人とはベクトルが違うかもしれないが、なんにせよ無敵の人状態であったと呼べるだろう。何も努力をせず得た恵まれた環境に置かれた自尊心は止まることを知らず高まり続け、多数への殺害予告すら軽く行う。
そんな危険な状況である息子を外に出すわけでもなく家に留まらせ続け、日常的に続く家庭内暴力にも耐え、あまつさえ「周囲には迷惑をかけなかった」と息子に対して述べる容疑者はとても偉大だ。
「周囲には迷惑をかけなかった」、そんな状況を維持し続けたのはあなたの人間としての大きさですよ、と目頭が熱くなってしまう。
さらに、最近起こった川崎の殺生事件と息子を照らし合わせてしまった事が殺害に至る最大の引き金となったようだ。
事が起きる寸前の揉め事は「小学校の運動会がうるさい」といった一方的なステラの怒りであり、容疑者はこの怒りの矛先がこの子供たちへ向いてはいけないと思い、行動に至ったと語る。
実の息子をそこまで危惧してしまうとは、よほど日頃よりの精神的ストレスとなっていたことが伺える。
熊沢栄一郎氏が抱えていた大きな問題と闇
参考 「娘は絶望して自殺した」元農水次官はなぜ息子を殺害したのか?法廷で明かされた家族の苦悩FNN PRIME Online冒頭でも載せたこのニュースソースでは熊沢家が抱えていた大きな問題について知ることが出来る。
かねてより精神的な問題を抱えていた熊沢栄一郎氏と、栄一郎氏という存在が大きな重圧、足枷となっていた家族。
妹は栄一郎氏という大きな問題により絶望し自殺。両親には心の休まる日の無い暴力。
それでも父である英昭さんは積極的に息子とのコミュニケーションを図り、面倒を見ていたという。
事の引き金となった小学校の運動会がうるさい、という文句を吐露した栄一郎氏の表情はかねてより両親に暴力を振るう際の栄一郎氏の顔つきと同じだったという。
瞬間、英昭氏は無意識に息子に手をかけたそうだ。
まとめ
恵まれた環境に生まれた故になんの努力もせず、まわりのせいにし続け引きこもり、連日DQXに明け暮れていた無職熊沢英一郎(ステラ)
そんな環境に産み落としてしまい、呆け続ける長男から暴力を受け続けながら耐え続け、外にこの爆弾を放り投げるわけでもなく、自身の手で親としての責任を果たした熊沢英昭容疑者。
散々父の名を語り、父の名を盾にマウントを取り続け、殺害予告すらなんとも思わず発言してしまうクズがその盾に殺害されるなんとも皮肉な事件であった。
このクソうんこを調べれば調べるほどイライラしてしまうのはまさしく田中とは真逆の環境に生まれているからなのだろうか…まぁ純粋なる悪だからでしょうね。
裁判で明らかになってきた家庭内の実情に関してはモヤっとした気持ちを大きく抱えることになった。
もし何度も時を戻してやり直せる世界であったとしても、この話にハッピーエンドはあったのだろうか…?