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アマゾンプライム、値段も安いしサービス豊富で神コンテンツだった。仮面ライダーアマゾンズ
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Amazonオリジナルの仮面ライダーアマゾンズ。現在シーズン1と2、総集編が2本と完結編の劇場版が配信されている
オリジナルといえどしっかりと仮面ライダー。それでいてかつ、地上派では放送できないラインを余裕で踏み越えていけるのがネット番組の強みだ。
本作品には、一部バイオレンス・シーンが含まれております。未成年の方のご鑑賞に当たりましては、保護者の方の適切な配慮をお願い致します
との注意書きの通り、非常に踏み込んだバイオレンス・アクションでまた一味違う仮面ライダーを楽しむことができる。
アマゾンオメガ/水沢悠役の藤田富が超かわいい。仮面ライダーキバの瀬戸康史を髣髴とさせる。超かわいい心優しい水沢悠が獣のように雄叫びをあげ、獣のように戦い抜く!
怪人もヒーローも、みんなアマゾン。お前は誰だ?
そして生きるっていうのは
ほかの誰かの命を喰らうって事だ!
この作品には明確にヒーロー、怪人、という区別はなく、仮面ライダーという単語すら出てこない。主人公も敵もすべてアマゾンだ。
本来アマゾンは、実験によって作り出されていた人口の兵器=怪物で、不慮の事故により約4000体のアマゾンが逃げ出してしまった。アマゾンの食人衝動は腕輪で抑えられていたが、その効力が切れたアマゾン達は次々と食人衝動を抑えきれなくなっていく。
人間と、人を喰らうアマゾン。味方としてアマゾンを倒すアマゾン。自身をアマゾンと知り自身の生き方を苦悩するアマゾン。アマゾンを作り出してしまった苦悩から、アマゾンを駆除するために自身をアマゾンへと変貌させた元人間。
様々な思いを秘めたアマゾン達が葛藤し、戦っている。
シーズン1ではアマゾンオメガとアマゾンアルファ、二人の主人公がおり、このうちアマゾンオメガは当初こそ迷うものの、人間と行動を共にし、様々なアマゾンを見ていくうちに成長していき、生き方を見つける。
アマゾンアルファは当初からはっきりとした目的があり、すべてのアマゾンを駆逐していく。やがてアマゾンオメガの目的が明確になり、アルファとオメガ、二人は対立し、争っていく━━━
生物本来のあらぶる闘争本能!
登場するアマゾンは全体の4割くらいがモチーフとなる生物の姿をしており、とてもわかりやすいデザインだ。怪人を野生的なデザインにすることで、直感的にほかの命を喰らって生きるという生物本来の姿を意識することができる。
また、ベルトを使用し変身するアマゾンオメガとアマゾンアルファにおいては、テーマ曲にArmour Zoneとあるようにさながらアーマーをつけたような外見となる。
アマゾンオメガは当初ベルトを使用せずアマゾンとして覚醒したが、この際はクラッシャーがむき出しで荒々しく模様のトゲが隆起していた。
ベルトを使用してアマゾンオメガへと覚醒したにはクラッシャーもスタイリッシュなマスク状へと変化し、全身はスマートに、隆起していたトゲは模様へと落ち着いていた。
Season2
クッッッソイライラした。ガンダムSEED DESTINYみたいな感じ。
シーズン2ではよりテレビでは踏み入れない事への挑戦を意識し、シーズン1よりグロテスクに過激に演出されるようになった。
舞台はシーズン1より5年後の世界であり、主人公はシン・アスカポジションの千翼(チヒロ)へと移る。彼にも彼なりの葛藤があり、出生もかなり悲しいもので、その人生もまた最後まで悲しいもの。
あっそう…
交響詩篇エウレカセブン
オタクにアニメを語らせるとそれはもう一生語ってしまうのでササっと。
エウレカセブンは2005年のロボットアニメだ。1年放送していたので50話あり、あまり根をつめて全部見よう!と思うと疲れてしまうかもしれない。日曜朝7時から、というキッズタイムに放送していたアニメなのだが、まったくもってキッズ向けじゃあない。この作品はとてつもなく大人向けだ
僕自身も放送当時に見ていたわけじゃなく、後にBANDAIチャンネルで一挙配信していたときに見た。かつてアルバイトをしていたオタクショップの上司からエウレカで泣けない奴は人間じゃないとすら教わった。
また、劇場版としてポケットが虹がいっぱい、続編としてAOがあるが、劇場版はまた構想の違うパラレルワールドのシナリオとなっているため本編を見た後、もしくは一切見る前に見たほうが良い。
AOにおいては数十年後の続編となっており、あんまり面白くないタイムパラドックスもの。過去キャラや過去マシンのサプライズ登場は嬉しかった。これに至っては絶対にエウレカセブンを見切った後に見たほうがいい。
現在は三部作としてハイ・エボリューションという劇場版が製作、公開されており、PrimeVideoでは第一部を見ることが出来る。
中身は少し設定が変更された新規+総集編となっており、第一部では父アドロック・サーストンが英雄と呼ばれるに至った事件「サマー・オブ・ラブ」の発端を新規作画で見ることが出来る。総集編は全俺が感動し涙を流したチャールズとレイの物語。
エウレカセブンはパチスロ機でも展開しており、まどマギのように知名度はあるかもしれない。
早速オタクトークが炸裂したが、前置きはこれくらいにして、エウレカの魅力を。
英雄の息子レントン少年の成長と、魅力的な音楽。
主人公、レントン・サーストンは前途した英雄、アドロック・サーストンの息子で、今は祖父と暮らしている。この作品ではリフと呼ばれるボード遊びがあり、風に乗って走行ができる。レントンの憧れはリフの天才と呼ばれるホランド。
そんな退屈な日常で、ある日空からロボットが落下し、墜落先はレントンの部屋。ここでロボットに搭乗していた同い年位の少女・エウレカと出会い、この際祖父よりアミタ・ドライヴと呼ばれる父が使用したアイテムを受け取り、レントン少年の長い物語はスタートする。
主人公レントンはまだ14歳、若すぎる。
この先、憧れであったホランドと出会い、彼が所属する小部隊ゲッコーステイトに入ることになり、あこがれていた存在とのあまりのギャップにやきもきしたり、意図せず過去の傷に触れてしまったりと、思春期の少年らしい青春を過ごしていく。
青春と言えば、レントンは、エウレカとであったその日、その瞬間にエウレカに一目ぼれしている。長らく戦いに身を置いており特殊な存在のエウレカもまた、徐々に恋という感情の存在を知り、物語の根幹としてこのボーイ・ミーツ・ガールが存在する
ほかにも恋愛関係におけるキャラクター達や、エウレカに似た存在であるキャラクターも登場し、これらもまた、恋に気づき変化していく。
バレエ・メカニックは最高
また登場人物、マシンにおいて、アーティストや楽器などからのオマージュが多く見られ、サブタイトルには曲のタイトルが用いられることが多い。
劇中歌においても、WHITE TIGER、TIGER TRACKなどノリノリの四つ打ちやSTORY WRITERといった疾走感のある曲、アニメにおいて導入が最高だった電気グルーヴの虹などオシャレな楽曲があり、オタク的にもテクノカルチャーを少しかじるきっかけとなった。
パラダイス・ロスト
この作品は主人公レントン少年の成長物語でありながら、常に物語の中心にいるわけではなく、各々登場人物の苦悩や葛藤がそれぞれ描かれている。50話もあるのでそれはもうしっかりと。
物語の中でレントン少年は身を委ねているゲッコーステイトでのいざこざから家出してしまうのだが、あてもなくさまよううちにとある夫妻であるチャールズとレイに出会い、ともに過ごしていく。
レントンは生まれた日に母を亡くし、父のことはほぼ記憶になく英雄の息子としてプレッシャーだけが残り、姉は幼少のころに消息を絶ち、家族というものを知らなかった。このチャールズ夫妻との出会いにより、ゲッコーステイトとはまた違う家族という存在を知り、レントンはまたひとつ成長していくと共に、
レイが不妊であるがために子を持たない夫妻にとっても年頃の息子を持ったような気分であり、養子としてレントンを迎え入れるつもりだった。だが、レントンとチャールズ夫妻、お互いの立場がこれを許さず、二人の生活は終わってしまう。
レントンはゲッコーステイトへ戻り、チャールズ夫妻はレントンをいつまでも「自分達の息子」と呼びながら自身達の運命、立場に従い行動する。
レントンを送り出す際も、両親らしく、レントンが決めた決断に対して自身らの悲しみを抑え、自らを悪役とし、最初からこの決別を分かっていた、と思わせ迷わせないように…。
フリクリ
思春期の少年時代に見てしまったら間違いなくブッ刺さる!ブッとんだお姉さん・ハル子が大人ぶりたい年頃の小6・ナオ太を巻き込み展開するロボットアニメ・・・?
年上の女はやめとけ
思いがけない苦労するから
そんな作中のセリフも無理があるほど主人公の周りは魅力的な年上の女性がいる…
独特で孤独な女子高生、作中でおそらく最もパンツが見え、ありがたみがもはやないマミ美や、ナオ太を振り回し続けるミステリアスなお姉さん・ハル子…
基本的にコミカルなデフォルメされたキャラで展開されるが、急にリアルな作画になりドキドキさせてくる。2000年にOVA展開され、全6話。
作画が凄すぎ!
天下のガイナックス様製作のOVA。30分を6本。だが、この6本にとてつもない魂が込められている!!
昨今のロボットアニメのような3DCGだってもちろん当時はない。ガシガシヌルヌルとフレームレートよく動くわけでもない。だが、なぜかとてつもなく見やすく、迫力があり、見入ってしまう。
正直今でもこの直感的に分かりやすく、迫力やイメージとして伝わってくる作画を越えるアニメを見たことがない。
ストーリーの基本はコミカルで可愛らしいイラストで進んでいく。
だが面白い演出が多く、4人で食ってるカレーのうちひとつが見た目だけあきらかにウンコで異臭のモヤまで立っていたり、キスするときの口がこどもおちんちんであったり、コミカルな喧嘩の演出の中に実写の顔を紛れさせたり、どこかで見たような作風が登場したり、急に漫画で展開したり、ととにかく細かい演出に目が離せない。
そして何よりテンポよく、1話終わるのがとても短く感じられる上、ポンポンと次の話を見てしまう。6話などあっという間だ
場面の大きな切り替わりもとても多く、コミカルから急にシリアスだったりまじめに見ると結構難しい。設定も最後までよくわからないままだが、主人公は思春期真っ只中でお姉さんに囲まれ振り回される少年だ
おきている事はとてもスケールがでかい。あんまり設定なんて考えずに頭空っぽでボーっとテンポよく発展していくアニメを見ているのが楽しい。このテンポよく展開していくのは最終回6話までもがテンポよくアッサリ終わってしまい、ポカーンだ。
だが主人公もポカーンだ。主人公はひとつもふたつも欠けた日常に放り出される。語りたいがネタバレになるのでこの辺で…ほな、また…。
国内ではやはりOVAのみということで知名度は低いが、ここまで完成された作画のアニメは本当にすばらしい。海外評価がやたらと高い一作。6話しかないということもオススメしやすく、簡単に入っていける。ぜひ見放題の今見てほしい一作。
ちなみに劇場版でフリクリ オルタナ/プログレと2部作で公開されている。
位置づけは続編
感想は別モン
まとめ
今回はとりあえず3本をご紹介。
- 生きるために命を奪う!ゴアな表現で暴れまわる!仮面ライダーアマゾンズ!
- ノリノリの音楽と共にボーイミーツガールを見守る交響詩篇エウレカセブン!
- 脳みそ空っぽで疲れを吹っ飛ばすフリクリ!!
フリクリは特に話数も少なく、ボーっと見ることもできるため特にオススメする!